年下旦那との日々

30代主婦が20代年下旦那との日々を綴るブログ。私の人生の押入れの記録。

共存しない妊活と昇進。責任者は自分の人生より現場を優先しなければならない事実。一億総活躍社会に見た女性の労働環境

f:id:sageco:20180215193443j:plain

(画像提供:ぱくたそ-フリー素材・無料写真ダウンロード

どうもさげ子です。

標題の件ですが、私はまだまだ改善する必要があると思います。

参考に、私のエピソードを紹介します。

 一億総活躍社会

今、働き方改革やらワークライフバランスやら…求人誌をみても数年前とはまったく違うワードが並んでいます。

政府で必死で働き方を改革の原因は、労働力人口の減少です。

少子化の現在、人口はどんどん減っています。

何十年後かにはもっと人口が減ります。

=労働力も減るのです。

 

その対策として打ち出されたのが”一億総活躍社会”

一億総活躍社会実現のためには、下記の3つの対策を取らないとなりません。

  1. 働き手を増やす(主婦層やシニア層の労働参加)
  2. 出生率を上げる
  3. 生産性を上げる

この3つが挙げられます。

1.は主婦の扶養控除金額が上がったり、女性の管理職がどんどん増加しています。事実、私の職場でも女性の管理職がバンバン誕生していました。

でも、これって2.出生率を上げるのと相反するんですよ。

ここで、私の実体験を記載していきたいと思います。

 

【参考記事:働き方改革とジタハラ】

働き方改革の認識の間違いで”ジタハラ”が増えてきている現実。無能な上司が増加している。 - 年下旦那との日々

 

【参考記事:働き方改革と派遣社員、ワークライフバランスの誤った認識】

働き方改革で派遣社員はどうなったか。ワークライフバランスの誤った認識で被害者が増加している。 - 年下旦那との日々

 

昇進した。お給料も上がった。でも…

約2年前、私はプロジェクトリーダーに抜擢されました。先代のスタッフ管理業務に食わえて、新しくチームを立ち上げることに。

でも、その前から上司に伝えていたことがありました。

「子供を作ろうとおもっています」

これは私の父が突然の死を迎えた時からずっと口にしていましたので、抜擢される約1年前から知っていたはずです。

しかし、プロジェクトリーダーに抜擢されたときにこう言われました。

「取引先が驚くので、子供は半年待ってほしい。他の子より高い給料出すから」

昇進するかどうか悩みました。お給料も上がるし、待遇も上がる。でも子供は作れない。

当時私は29歳。結婚3年目を迎えていました。

女として”ハザマの時期”です。

旦那に相談し、お断りすることにしました。そのことを上司に伝えると

「お給料は前言った金額より〇万円上げるよ。取引先から君じゃないとという言葉が出ている。ほかに出来る人間もいないだろう?君しかできないんだ。」

確かに、当時、責任者になりうる人材はほかにはいませんでした。

また、当時の勤め先は、立地もお給料も業務内容も人間関係も良好でとても働きやすかったのです。

出産までギリギリ働くという選択肢はあっても、当時は職場環境が良かったので退職という選択はありませんでした。

私は「半年」という言葉を信じて、プロジェクトリーダーになる事を決意しました。

 

守られなかった「口約束」と想定外の事態

昇進から半年が経過。そろそろ妊活を始めてもいいころです。

 ただ、何個か問題を抱えていました。

その問題とは…

 

組織が”私”に依存の状態

プロジェクト自体は予定通り進行していましたが、まだまだ軌道に乗っているとは言えない状態。そこに追い打ちをかける後継者問題。

取引先及び上司からは「後継者が育っていない」と言われ続け、妊活開始は「あと2か月待って」「今年中待って」とどんどん先延ばしされていきました。

私は”自分の妊活をさせてもらう”ために、ただでさえも負担の大きいプロジェクト進行に加え、2人の後継者を短期間で育成する必要がありました。

責任者になったばかりで右も左も分からなかった私には、とても半年では出来ませんでした。というか、同じ職場に私より先に責任者になった男性がいましたが、後継者の育成はだれも成しえていなかったのです。

 

取引先や上司の目からは、”私”がいないと成り立たない状態らしいのです。

当時は会社という組織のはずなのに、所属していた会社も取引先も”私”という個人に依存しきっていました。

昇進したといっても、昇進・昇給しても非正規社員だった私にはその依存がとても重かったのです。

 

さらに追い打ちをかけるストレス

そんな状態だったので、毎日ストレスフルでした。

取引先から罵倒される事もあり、帰宅すると涙が止まらない事もありました。会議の前日は恐怖で眠れないですし、失敗したらダメだと手が震えるのです。

でも、会社の人は私の”現実”を知りません。業務に差し支えがあれば責任者とは言えないからです。

ですが、思わぬところから、私の体は悲鳴を上げ始めました。

就寝前に必ず出る蕁麻疹

最初は冬場にしか出なかったんですが、季節問わず蕁麻疹が出るようになりました。

自分の髪の毛が当たるだけでも痒くて。我慢しないといけないのは分かっていましたが我慢できず、全身に飛び火していく…そんな夜が毎晩続きました。

崩れたホルモンバランス…来るべきものが来ない

”どうあっても妊活は先延ばしにされるのだから、もう勝手に始めてしまおう”と思い、妊活を開始しました。妊娠したら取引中止になるかもしれませんが、強行突破を試みました。

しかし、生理周期は40~70日で基礎体温もガタガタ。いつを狙えばいいかわかりませんでしたし、お互い毎日ヘトヘトなので、なかなか頑張る気力もありませんでした。

 

病院に行けばいいものの、ストレスのせいか休日は家事以外に何もする気にならず、いたずらに休日を無駄にしていました。

この時期は一分でも一秒でも、とにかく寝たかった。寝て別の世界に行きたかった。そんな毎日でした。

毎朝旦那は先に家を出るんです。寝ている私にキスをして。見送りとかお弁当とか、そんな妻らしい事一切できませんでした。

 

手術のためにとった長期休暇ですべてが変わった

昇進して1年が経過した頃、やっと産婦人科にいきました。

そこで告げられたのが”子宮頸がんの可能性がある事”

最終的には、高度異形成という状態でガンではなかったのですが、この手術は私にたくさんのプレゼントを与えてくれました。

手術や病状については下記カテゴリを参照して下さい。

www.sageco.jp

 

そのプレゼントですが…

  • 自分の人生で一番大事なのは何なのかを考えさせてくれた
  • 後継者の成長を見せることができた
  • 保険金がおり、貯蓄が出来た

 

何より、夫婦のきずなが固くなりました。

手術の時、旦那が私の顔見て泣いたんです。その涙を見たとき改めて「この人の子供が早く欲しい」と強く、強く思いました。

また手術後の妊娠は、流産・早産の可能性が高くなるそう。責任者としての勤務は負担が大きく、当日欠勤は許されません。今のシフトに穴をあけてはいけない状態では妊活も厳しいです。運よく妊娠したとしても、育休や産休等は無給ですし、利用している人もおらず、妊娠出産=契約終了が暗黙の了解だったので、正直”先が無い”と感じていました。

 

結果、私は退職という道を選びました。

休暇中、後継者の力を披露することができ、”私”依存の状態は脱却出来たようで上司も取引先の方も渋々退職を受け入れてくれました。

 

ちなみに”子供を作るな”はマタハラ!

”妊娠を待ってくれ””子供を作るな”というのは、マタニティ・ハラスメントです。

私が後悔したのは、このエビデンス(証拠)を残さなかったこと。

上司がこの言葉を発するときは決まって密室に二人の時だったので証人はいませんでしたし、手帳や日記・ラインやメールにも一切残していませんでした。

この証拠は何かあった時に役に立ちます。例えばそれが原因で失業した時とか、ね。

 

退職後の現在

退職後、崩れたホルモンバランスは自力で元に戻すことはできませんでした。

今はかかりつけの産婦人科で処方された薬を飲んで、生理周期が整えて、タイミング療法で赤ちゃんを待っています。産婦人科へは週に3回通う事もあります。明後日来て、とか3日後来てとか普通に言われるので、仕事を辞めてよかったです。

睡眠への欲求は薄れ、蕁麻疹も出なくなりました。

収入は減りましたが、その分無駄な支出も減りましたので、家計はトントンです。

私は、毎朝旦那のお弁当を作って見送ることが最高の幸せです。

  

私が仕事を頑張る女性たちを見ていて思う事

「貴方が人生で一番大事にしたい事は何ですか?」

私は旦那様でした。

それまで上司の言うままに仕事優先で妊活の先延ばしをしていましたが、それはおかしいんです。だって自分の人生なんだから、それは自分で決めてほしい。

だって私が手術したとき、ずっとそばにいてくれたのは旦那様で会社の人なんてほとんど来てくれませんでした。それだけで一目瞭然じゃないですか。

先延ばしにして子供が産めない年齢になってしまったら…会社が子供をくれるわけではないんです。私は踏み出す勇気がなかなか無くて、会社のいいなりになってしまった。本当に無知で愚かでした。

一歩踏み出すまでに時間がかかったけど、取り返しがつかない事になるために、声を大にしてアピールしてほしいと思います。こうやって書いてると、なんで今まで声を大にして言わなかったのか…今までの自分が愚かでなりません。

 

そして政府に言いたい!

女性の社会進出って聞こえはいいし、クリーンなイメージありますけど全部が全部そうじゃない。子供欲しい女性は、どうしても進出できないんですよ。

特に能力のある人ほど、妊娠は遠のくし、周囲が嫌がるんです。

妊娠しても産後は大変。保育園もなかなか決まらないし、核家族化で親族のフォローも望めない世の中。増税、保険料の値上がりで経済的にも不安。子育て家庭には月少しの手当てと一時的な出産育児一時金だけ。そりゃ子供作るのも不安になります。

保育園問題は今動いているといえど、女性の社会進出は少なくとも出生率を下げると思いますよ。

企業は既婚の主婦だと正社員にしないとか、採用しないとかありますし実際務めてた会社と取引先がまさにそうでしたから。それってそもそも妊娠出産を嫌悪してるってことです。正社員になったら有給の育休もあったし、退職まで考えなかったかもと思います…

女性の社会進出を望む、女性の労働力を求めるのなら、関連する制度というか枠組みをきっちり整備してほしいと思います。

いつかは社会復帰をする予定ですが、きちんと育休・産休等、女性の事を考えた会社で働きたいと思っています。